チートの話

 チートの話


(以下の内容はLINEのタイムラインに投稿して、(薄く)反響が有った内容を再編集し投稿した。)
 

初めに

前回の投稿( NoDVD ) で「デバッガは約15年振り」と書いたが、気になったのでアレやコレやと調べてみた。
どうやら2005年発売のPCゲーム「イース -フェルガナの誓い-」に使った事がわかった。
発売日が6/30なのに、7/4には既に各種アドレスを調べ始めてた記録が残っている。
買って超速攻でクリアして、HardやNightmareやタイムアタックモードに挑戦せず、チートに走っちゃった16年前の俺。
もうガッカリだよ。

 

チートとは

ところで、ココで言うチート/cheatとは英語の方の意味ではなく、
「ゲーム実行中のメモリ上のデータやセーブデータを書き換えて、パラメータやフラグを操作する事」を意味する。
PAR等でのチートを、かなりやり込んでしまったゲームなんかで使うのは楽しい。
「難しすぎるからインチキして楽にクリアする」みたいな使い方も出来るが、
「仕様上有り得ない事を起こす」みたいな方が好きだ。

前者は例えば、チートに有りがちなコード「無敵、最強装備、金MAX、レベルMAX等々」だ。
苦労したゲーム程、使うのが楽しいコードなのだが、割とスグに飽きてしまう。
作り手が苦労して整えたバランスを一気に崩すわけだから、ツマらなく成って当然だ。
昔のRPGだったら「入手経験値n倍」「移動速度高速化」とか、その辺りで留めるとイイ感じになる。
以下に自分流のゲーム改造/チートの楽しみ方の一つの側面を紹介する。


没アイテムの発見

上記後者の「有り得ない事を起こす」とは、例えば、未登場不使用の没アイテムの発見だ。
遥か昔にファミコン版ドラクエIIIで「ちいさなメダル」を見つけて驚いた事がある。
前作にも有った「しのオルゴール」は知ってたが、「ちいさなメダル」はIVからが常識だし、
「あのイベントはIIIから有ったけど容量の都合で無くした」、みたいなストーリーを勝手に想像して、初めて見たときはかなり感動した。
実は、バグ技を使えば入手可能だったりするが。
(後に調べたら、実はIII当時は「集めてレアアイテムと交換する」という使い方では無かった様だ。
魔法使い・僧侶・賢者が使うとメッセージが変わるとの事なので、魔法関連の補助アイテム予定だったらしい。)


同じような没アイテム発見繋がりだと、約25年前にセーブデータ改造をやってて見つけたのが、セガ マークIII版ファンタシースターの「マスターシステム」と「ジリオン」だ。
「ランシールバグ」で入手可能なドラクエIIIや「並び替えバグ」で入手可能なファンタシースター2の「ハプスビー」「タイロンのせきぞう」と違い、コレは完全に入手不可能アイテムだ。
ジリオンはタイロン用の武器になりそうだけど、装備出来なかった覚えがある。
マスターシステムは・・・ショートケーキとか軽いギャグ要素も有るし、お手紙チエちゃんとゲーマーみきが作中に出てるので、そういう脱力系イベントアイテムの予定だったのでは?みたいに想像出来る。


このように不使用・没アイテムを見つけて、ゲームの向こう側/開発側に思いを馳せて楽しむなんてのは、理解されないだろうか。


ほぼ反響が無かった動画

没アイテム以外だと、最初に書いたフェルガナで「クリストフ護衛」「エレナ護衛」の二つのイベントを重ねて起こし、
前作イース6には有ったがフェルガナでは絶対に有り得ないサブキャラクター二人状態を作り出した事が、一番の思い出だ。
PCゲームのチートも初めてだったし、感動が大きかった。
フラグ関連のアドレスを調べてる時に「クリストフの護衛を開始してからこのフラグ立てたらひょっとして・・・」と考え、本当に出来てしまったから驚いて動画まで作った。
ココにアップした動画は当時撮影したモノを、無駄な前半部をカットし再圧縮したモノだ。
あれからPS2やPSPに移植されたけど、そっちでも出来るのだろうか?

 

他にも・・・

イースオリジン(2006年発売)では、クリア後のミニゲーム(タイムアタック・アリーナモード)のみ使用可能になるキャラを本編で使うことも出来る。
同様にbiohazard4(PC版/2007年発売)でも、クリア後のミニゲームのみで使えるエイダ・クラウザー・ハンク・ウェスカーを本編で使うことが出来る。
特に好きなのはハンクの使用だ。
処刑が本編でも使えると非常に楽しいし、強力な武器を使えないので所謂縛りプレイにもなる。
もっとも、ハニガンとの通信時にフリーズしないようにしたり、オブジェクトや宝箱から入手する銃弾もすべてマシンピストルの弾に変える必要も出たり・・・割と手間は掛かる。
(そして全て置き換えると弾が余りまくる)
 
 
マーク3版の覇邪の封印に至っては
こんな事も出来る。
 

終わりに

以上のように、特殊な状況を作り出すことが出来るチート、興味が有る方は是非やってみては如何だろうか。
ただ、ネットワークゲームでの使用は厳禁 なので注意して欲しい。







御質問・御意見・御感想は@m_o_p_u までお気軽にどうぞ







 << 前の記事 次の記事>> 
イメージ   OllyDBGを用いたNoCD/NoDVD化 『空海の風景』を読んで  イメージ




コメント

このブログの人気の投稿

Ys IVのデバッグモードと未使用ボス

ランドストーカー ~皇帝の財宝~

ランドストーカー ウォーキングシミュレーター on JavaScript 作成リポート

イース4のデバッグモードを実機で

ランドストーカー on JavaScript作成記(4)

An intruder has penetrated our force field.

ランドストーカー on JavaScript作成記(2)

ランドストーカー on JavaScript作成記(3)

自作の楽しさ